平成17年度 国道139号周辺朝霧地区道路景観施策
基本方針
朝霧の魅力ある風景を守り、育て、伝えていく
富士山、草原などが見える道風景や地域の多様な資源を住民のネットワークと行政とのパートナーシップで守り・創り・伝え、発信することを目指す。
1.富士山麓を磨き高める活動を進める
(清掃美化)
富士山への眺望を阻害する要因を排除し“美しい富士山”をつくるための美化活動を積極的に推進する
1.ゴミをなくそう 2.看板を整理しよう
3.草を刈り、花を植えよう 4.電柱や沿道建築物をなんとかしよう
2.富士山麓フィールドを活かし・楽しむ活動を進める
(眺望修景)
富士山の眺望を楽しめる道の整備や修等を住民参加で実施する
共通サイン、ロゴ等をデザインし、富士山一帯の良好なイメージを発信する
1.富士山の眺望を活かした環境整備
2.沿道樹木を修景し眺望ポイントをつくる
3.魅力的なサインで地域イメージアップを図る
3.地域の歴史・古道・風景・暮らしを学び、守る活動を進める
(歴史・文化学習)
1.富士山や地域の歴史、文化、古道を学び、守る
富士山一帯の古街道や旧登山道などを再点検し、修景、活用を検討する
2.歴史や自然資源を活かしたルートをつくる
山麓を楽しく歩ける散策ルート、自転車ルート、さらには馬などの動物と人が活用できるルートなど新しいルートの創出を図る
3.富士山や地域の歴史・文化資源を活かした活動の推進
富士山周辺の史跡や民話、祭りなどを整理し、PRパンフレットの作成や学習プログラムの企画等、活用を検討する
4.朝霧地区の風景価値を高め発信する活動を進める
(情報発信)
1.朝霧地区のアイデンティティーを高める
地域の風景資源を見直し、地域の本来的な魅力を確認し、共通認識を育む
朝霧地区をはじめ富士山一帯の新しい魅力を日本、世界へ発信し、地域住民のふるさと意識の醸成と誘客に寄与していく
道の駅など観光、集客施設を情報発信拠点と設定し連携を図る
5.風景と道にかかるパートナーシップの仕組みづくり
地区全体としての情報発信、地域の美化活動のネットワーク、景観の指針とガイドづくり、などを推進する組織をつくる。そのための支援策等を検討する。
方針の内容
1.富士山麓を磨き高める活動を進める(清掃美化)
富士山麓の風景をより良好なものとするために、ゴミや乱立看板の排除など、富士山への眺望を阻害する要因を排除し“美しい富士山”をつくるための美化活動を積極的に推進する。
施策
1−(1) ゴミ、乱立看板など景観阻害要因の除去の推進
1−(2) 沿道景観ガイドラインをつくる
1−(3) ボランティア・サポートプログラムの実施
1−(4) 花植えなど沿道修景活動の推進
2.富士山麓フィールドを活かし・楽しむ活動を進める(眺望修景)
富士山の眺望景観を総合的に向上するために、富士山の眺望を楽しめる道の整備や修景等を住民参加で実施し、さらに共通サイン、ロゴをデザインするなど、富士山麓一帯を良好な景観となるよう活動を進める。
施策
2−(1) 沿道の眺望ポイントの整備
2−(2) 沿道樹木の伐採・剪定、維持管理
2−(3) わかりやすい案内サインの整備
2−(4) 標識、サインのイメージシンボルの作成
3.地域の歴史・古道・風景・暮らしを学び、守る活動を進める(歴史文化学習)
富士山麓周辺に係わる歴史や文化を風景づくりに有効に活用するために、富士山や地域の歴史、文化、古道などを適切に保全・継承するとともに、これらの活用を推進し、都市住民にPRする。
施策
3−(1) 古道・旧道ルートの調査、活用
3−(2) 歴史・文化資源の調査、活用
3−(3) 共通パンフレットの企画・作成
3−(4) ウォーキング、トレッキングルートの整備
3−(5) サイクリングルートなどの設定
3−(6) 風景・朝霧を学ぶプログラムの企画・実施
3−(7) 来訪者へのマナー講座の企画・実施
4.朝霧地区の風景価値を高め発信する活動を進める(情報発信)
朝霧地区をはじめ富士山一帯の新しい魅力を日本、世界へ発信し、地域住民のふるさと意識の醸成と誘客に寄与していくために、朝霧地区のアイデンティティーを高めるとともに、観光、集客施設の連携を図り、朝霧の魅力の情報を発進する。
施策
4−(1) フォーラムやワークショップなどの開催
4−(2) 朝霧の魅力マップづくり
4−(4) 富士山の風景、文化巡りを楽しむツアーの企画・実施
4−(5) 様々な視点からの富士山の魅力のPR
4−(6) フィルムコミッションの活動推進
4−(7) 地域らしいイベントの開催
4−(8) ミニ道ステーションなど情報拠点設置とネットワークの形成
5.風景と道にかかるパートナーシップの仕組みづくり(体制)
地区全体としての情報発信、地域の美化活動のネットワーク、景観の指針とガイドづくりなど、朝霧の風景づくりに係わる活動を、地域住民、事業者、行政が協働で推進するための組織をつくり、組織の活動を支援する。
施策
5−(1) 美化活動ネットワークの確立と活動推進
5−(2) (仮)風景づくりガイドラインづくり
5−(3) 活動団体のネットワークの形成
5−(4) 集中的なイベント開催月間の設定